働かないママの人生計画

子どもの愚痴と日々思うこと

漫画『声の形』から気持ちを探る

漫画、声の形を読みました。全七巻。
すっごく面白かったです✨

私、仲良くしてると思ってた人から、
お前裏で何か言われてるから、と
突き放されたような言葉を言われ、凹んでいました。それから、気になることを悪い方向にしか考えられなくて。。。

この漫画を読んでいたら、気持ちの整理というか、もやもやが昇華されてきまして、読んだあとはすっきり爽快な気分になったのですね。何処にそれを感じたのか、ってことを壮大に書きたくなって、ブログに来ました。

主人公が耳の聴こえない女の子を苛めていました。クラスメイトは同調しました。
先生も見てみぬふり。

ところが、女の子の補聴器が何個も壊されているということが校長先生がお話されるほどの大問題となり、それがきっかけで、苛めの矛先は主人公に変わります。お前から始まったのに人のせいにするな!というのが同調していたクラスメイトの言い分。

同調していたクラスメイトの女の子、川井みき さんに 焦点を当てて行きます。
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みきさんは苛めのターゲットが変わる度に調子良く態度を変えます。止めようとしてなかったくせに、私はやりすぎだと思ってた、とここぞとばかりに手をあげて、本当にいやらしいです。

ですが、自分は巻き込まれたくない、でも酷い人だと思われたくない、という気持ちは誰にでもあると思います。

みきさんは、自分のことを可愛くて性格が良くてマドンナ的に思っていました。でも、そう思われてはないという現実を目の当たりにします。入院した主人公のために千羽鶴を作ろうと呼び掛けたものの賛同が得られず、前の席の子が うざい とラインしてるのを見てしまうのです。
なんと、残酷な事実を突きつけられたことでしょう。

ですが川井さんはめげず、強く振るまいます。
むかついた気持ちのままに起こしてる行動かもしれませんが、ともに苛めに加わっていたクラスメイトに担架をきり喧嘩します。

残酷な事実を知ってから、自分を良く魅せようとするのを辞めて、素でぶつかるようになったと思うのです。

私は好い人だって思われたい。そんな気持ちもあるでしょうが、そこまで体裁を気にしなくなり、本音でぶつかるようになりました。偽善者っぽい印象もありますが、千羽鶴は自分に出来る、最大限に主人公を喜ばす手段だったのでしょう。そこには、人を喜ばせたい、仲間になりたい、という嘘じゃない気持ちがあるはず。と、思うのです。

好きな男の子に、「そんなに僕が好きなの?」と聞かれて うん と素直に言えるところはめちゃくちゃ可愛いですね。「これが私だから」と。ぜひ上手くいって欲しいものだ✨

こうして見ていくと、前半は悪女的な印象しかなかったみきさんですが、一番女の子らしくて可愛く見えてくるんですね。そして、強い‼️

私は みきさん みたいに 勘違いしてるところがありました。好印象持たれてるって勘違いしてた。

非の打ち所のない人なんていないし、
いくら嫌われないように気をつけて振る舞ってても、
自分に悪い印象をもつ人は必ずいる。

皆のために何かしようとしても批判がくるし、
何もしないのも批判がくる。

自分はどういう振る舞いをすべきか、
どういう立場でいるべきか、
言いたいけど言えないのは正解なのか、
本当に言っていいのか、
いつも迷う。

理想になれてない自分を知るのは怖いけど、逃げないで自分をよく知っていきたい。上手くいってる気がしても調子に乗らないで、謙虚な姿勢を忘れないでいたいですね。